9月21日 AM7:35、ストーブにまきを入れに来たおじさんに起こされる。あれ、もう日が出てるではないか。前の晩に AM6:00 にまきを入れに来ると言っていたので、それを目覚まし代わりにすれば良いかと思っていたのだが、どうやら失敗だったらしい orz
急いでカメラをかかえて外に出ると太陽はまだ地平線近くに居た。ふと思いつき、近くをうろうろしていた榎さんを捕まえて、どこかで見たような写真を撮ってみた。
歯を磨きに洗面所へ行くと、別の宿泊客が盛大に水を流しながら洗面行為をしていた。また性懲りもなく 「サェンバイノー!」 とカマしたら、今度は怪訝な顔で返されてしまった orz
ゲルに戻って荷物を片付ける。朝食の AM9:00 までだいぶ時間があるのでふらりと外に出てみる。誰も居ない。これはチャンス、吾輩もみんなのようにこっそり遠出してみよう。
西南西に向かって歩いてみる。視界にはもはや地平線しか入らない。思わず地平線に向かって全力疾走してみたのだが、すぐに息が切れてしまった orz
キャンプからはるか遠くに見えた電柱まで歩いて一休み。あー、タバコを持ってくれば良かったかな。キャンプのさらに先を長い長い貨物列車が轟音を立てながらゆっくりと走ってゆく。
さらにこの先の地平線近くにゲルのようなものが見えている。あそこまで言ってみたいのだが、朝食の時間に間に合わなくなりそうなので折り返すことにした。GPS も持ってくれば良かった。何気に潅木が足にまとわり付いて歩きにくい。足元を見ながら歩いていると、いつの間にか進行方向がずれてしまう不思議。
酸っぱいマッシュルームと肉の入ったスープの朝食を済ます。向こう側に座っている先ほどの宿泊客は中国語か韓国語を喋っているようだ。そういうことですか。
本日はツァガンハド近くの遊牧家族のゲルに移動し、そこで一泊する予定である。森さんの下痢はだいぶ良くなったようだが、今度は金田さんが体調を崩してしまったようだ。一行は荷物をまとめてプルゴンとジープに乗り込み、AM10:00、ザミーンウードを出発する。
荷物を車に積み入れる。行先は普通の家庭なので我々の水と食料も持参しなければ。
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ゴビ砂漠を疾走する。おととい雨が降ったおかげで砂埃もほとんどなくて助かった。
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道があるようでないような砂漠の中を砂煙を上げながらひたすら進む。砂地に潅木であった景色が、岩がごろごろしていたり、縁豊かになったり、あるいは全くさらさらした砂地であったりと、進むにつれさまざまな風景に変わって行った。
AM11:10、ザミーンウーデのツーリストキャンプから北西に 45km ほど進んだ地点で一休み。狭い車内に閉じ込められていたためか、到着と同時に皆思い思いの地平線に向かって歩き始るあたり、やっぱりモンゴルに来る人達なんだなぁと感心してみる。AM11:30、再び砂埃を上げながら出発。
早速歩き回る人たち。見事なバラけっぷりにちょっと感動。
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寝転がる佐藤さん。微妙にピントが手前気味。
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プルゴンとナランさん。
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点で写っているのはいつも横舘さんか渡辺さん。
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寝そべって写真を撮る。こっちも寝そべっている。
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モンゴル通、というか風の旅行社通の森氏。
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出発。電線に沿って道のようなものが出来ている。
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牛の群を車で横切る。
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砂漠と言っても少しずつ風景は違ってくる。
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AM12:00、急に進路を逸れたので何かと思ったら、近くをラクダの群れが歩いている。みんなで車を降りて近づいてみる。
放牧と言うか、ほったらかし気味のラクダの群に遭遇。
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家畜の骨が落ちている。厳しい自然環境。
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何故かいつも絵になる風景の中を歩いている渡辺さん。
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ツァガンハド駅に近づいたあたりで再び車が進路を逸れて戻り始める。道でも間違えたのかと思ったら、道の先に蛇がいたらしい。全然分からない。
ザミーンウードから北西に約 90km、2 時間半ほど砂漠を走り、AM12:30、やっとホームステイ先のゲルに到着。と、同時にやはり四方に散る人々。先生はすかさず布団を敷いてダウン。
ゲルの裏手に茶色い子ヤギが居た。なでていると手をかじり始めるのだが、これがまたアマ噛みで具合が良い。調子に乗って口の奥まで食わせたら超強力な奥歯で磨り潰されそうになった。渡辺さんに消毒液と絆創膏を頂く。狂犬病もあるから少々無用心であったか。
ふんころがしがブツを転がしてたとの情報を入手したのでカメラを持って現場に急行したのだが、あちこち歩き回っても見つからなかった。残念。
やっとホームステイ先に到着。本当に遊牧を営んでいるゲルである。
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ゐぬがおり、子やぎもいる。ぬこはいない。
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何か立ってる棒。家畜を止めるものか。そんなものもサマになる風景。
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稲元姉さんと婆様。足が悪くて杖だが目は良いらしい。
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ふんころがしの代わりにとかげを激写。よく見ると結構いっぱいいる。
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多分、世界で一番広いと思われるトイレ。
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我々が到着してからずっと目すら合わせてくれなかった子供がゲルの裏で自転車にまたがってぐずっていたのですかさず押してみる。おおお、まんざらでもないようだ。しかしすぐに息が切れて横舘さんに交代 orz
お父さんが牛に水をやりに行くと言うので 1km ほど先の井戸まで付いて行く。2〜3mの深い穴に水が溜まっているような感じで、棒の先に取り付けたゴムの袋のようなものを持ち上げて水をくみ出し、飼い葉桶にぶちまけると、我先にと群がってきて飲み始める。
家畜に水をやるのも一苦労。厳しい自然環境。
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何でもやってみる佐藤さん。
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去り行く牛。2〜3日してのどが渇いたらまた戻って来るという自由生活。
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いつの間にか佐藤さんがデールを着ているではないか。なんだか知らないけど男物も出てきたのでみんなで着てみる。
デールを羽織ってゲルの前に立つとやたらとサマになる。
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珍しくピンで被写体になってるニセ遊牧民。
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何故かふんぞり返る人。太陽光発電でバッテリーに充電している。
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まるで新婚夫婦。
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カメラを向けるとこわばってしまう渡辺さんの大変貴重な笑顔ショット。
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ドアの向こうは地平線。どこでもドアってこんな感じなんだろうか。
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お父さんが男性陣のゲルの周りを掘っている。何をやっているのかと思ったら、掘った土で我らのゲルの下の隙間を埋めてくれているようだ。この親父さん、おっかなそうだけど良い人なのかもしれない。昨晩ナランさんに習った 「私やります」 の 「ビー…」 までしか思い出せなくて大変もどかしい思いをする。
歌の練習をする。よく分からないけど明日歌うらしい。そして晩御飯のボーズを作る。小龍包に似ている。モンゴルの結婚式は三日三晩続くらしい。その間はウォッカとボーズを食いまくる。成人男性で一度に 30 個とか 40 個とか食いまくるらしい。
皮つまみまくり。
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小龍包のようなボーズを。
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鍋で蒸す。
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ボーズを食べ終わるとやっと夕暮れ。みんな散り散りになって眺めている。
太陽をわしづかみ。
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何という宗教ですか。
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ゲルに日が暮れる。
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地平線に日が暮れる。
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ゲルに日が暮れる。
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さらに日が暮れる。
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ナランさんの感嘆の声で外に出てみるとものすごい星空である。地面に毛布が敷かれて皆で寝っ転がる。地平線から反対側の地平線まで続いている天の川なんて初めて見た。いつの間にかラクダの群れがすぐ近くに来ていた。
星空は考えが至らなかったのでレリーズを持ってこなかった。仕方が無いので新しい電池に入れ替えて、シャッター優先の最大 30 秒露光で撮影してみるが、なぜだか途中で止まってしまう。はて、と調べたらもう電池が無くなっている。二連で買った電池は露光 30 秒持たないようだ。さすが中華電池 orz
SHOP 99 で買った安電池に入れ替えて再度挑戦。撮影時は真っ黒だったのでこりゃダメかなと思ったが、帰って Photoshop で加工したら何とか星座が出てきた。残念ながらあの天の川は写っていなかったが。
中心は白鳥座。
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星座の名前を乗せてみた。
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ゲルの上の北斗七星。縮小したら少々ぼやけた。
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歯を磨いてトイレに行く。トイレといってもそこらへんでするだけなのだが。遠くの方でライトを振る人が居るのでこちらもライトをつけて振ってみる。しばらくすると 「良かった、方向が分からなくなった」 と言って横舘さんが現れた。
ゲルに戻って寝る。横舘さんと話し込んでいるところにお父さん登場。そろそろ寝る時間だということなのでタバコを出して薦めてみる。3 人でタバコを吸う。そしてついに就寝。
夜更けに顔面に衝撃を食らって目が覚める。まず最初に自分がモンゴルに居るということを思い出し、これは馬かラクダに蹴られたのかもしれないと咄嗟に布団の中に隠れる。丸まったまましばらく周りの様子を伺っていると、横でごそごそしていた森さんが外へ出て行ったようだ。後日聞いたらライトを探そうとして手が当たったらしいのだが、自分の咄嗟の思考に思わず苦笑する。